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2020年12月26日

「ケンチク」モノローグ Vol.1

建築の実務に加えて非常勤講師として大学生に建築を教えるようになってから、私は建築を設計するだけでなく、どうやって教えるかという設計手法にもかなり意識的になりました。その手法は学生に教えるためだけでなく、自らの設計思想を反映していないといけないのだろうと思います。今年、偶然にも設計課題の作成を依頼されたので、その状況を振り返りながら私の「ケンチク」というものをつぶやいてみたいと思います。

「数学者の家」
2020年日本大学生産工学部第3クオーターの建築設計の授業で住宅設計課題を作成しました。大学2年生対象の課題です。大学1年の時に集会所の設計課題を経験した後の第2課題目となります。 そこで私が考えた住宅設計課題は題して「数学者の家」。相似、回転、入れ子、パターンなどの数学的手法を設計プロセスの骨格とすることで場に明快な秩序を与えることを目的としました。

設計指導で部屋のつながりを表現するのに一般的に丸でゾーニングを行い、それをもとにプランに落とすという過程を踏むことが多いと思いますが、なかなか新しい提案が生まれにくい状況です。状況を変えるためには、設計手法に工夫を凝らすことが考えられます。手書き、2DCAD、3Dなどそれぞれの手法によりアウトプットにそれぞれの特徴が出るように、数学的手法を条件に加えることでそのアウトプットに変化が出ると考えたのです。そのため、はじめに数学的な図式をイメージさせることで、その図式の中に空間を発見させ、その空間をプログラムに応じて発展させることを意図しました。

課題の説明では、先生側から「課題設定が少し難しいのでは?」という声もありましたが、授業が始まり、私が生徒に指導をしている感じでは、生徒は図式を念頭に置いているので、空間のイメージ形成がいつもより容易である印象を受けました。最終的に、正20面体をベースに壁をシフトしたり開いたりした案や、サイン曲線をカーブした壁に配置してリズミカルな開口部を設けた案など、健闘した作品があった一方、全体的には数学的手法を選択するのになじみのある、例えば黄金比、ハニカム構造、螺旋などを安易に選んでしまっている案が多かったので、そのあたりが今後の課題かなという印象です。 今回、住宅設計課題に「数学的手法」を条件としましたが、これは一般的な設計手法として汎用性もあると思っています。それは建築とは「コミュニケーション」だと考えるからです。

続きはまた改めて書きます・・・


2020年12月15日

阿佐ヶ谷アートストリート2020

12月11日(金)から12月19日(土)まで、杉並産業商工会館で「阿佐ヶ谷アートストリート2020」開催しています。1F展示室では、弊社もメンバーになっている「杉並のまちなみをつくる会」と学生団体「アーキルーム」がコラボレーションして制作したストリートファニチャーが展示されています。ビールケースを使って制作したベンチやテーブルなどをパブリックスペースに設置し、コミュニティスペースをつくりだす実験的試みの作品です。実際にベンチやスツールに座ったりできるので、座り心地を体験してみてください。 他にも13組のアーティストの作品を展示しています。ぜひ、ご観覧ください。

場所:杉並産業商工会館 杉並区阿佐谷南3-2-19
会期:12月11日(金)〜12月19日(土) 15:00まで 無料

阿佐ヶ谷アートストリート
HP:https://artstreet.jp/event/artstreet/


2020年12月15日

杉並建築展2020「これからの価値-Values of the Future-」

2020年9月1日(火)〜9月11日(金)の期間、杉並区役所2階区民ギャラリーA/Bで杉並建築展2020が開催され、弊社も出展しました。2020の建築展テーマはコロナ禍における建築のこれからの価値です。今回弊社は「Triumph Pavilion 2020」の実施コンペでshortlistに入賞した案「Be aware of…」を出展しました。


会場写真

「Triumph Pavilion」はイギリスのロンドンにあるミュージアムガーデンに設営するパビリオンのデザインコンペで毎年実施されます。日常からの気付きや発見をテーマに、視覚的パターンと形が交錯する仕掛けを施したパビリオンを提案しています。会場ではパターンのパネル展示と1/100模型を展示し、その効果が少しでも感じられる見せ方を考えました。チャンスがあれば実物大のパビリオンを制作したいものです。

パビリオン「Be aware of…」のパターンパネルと1/100模型

杉並建築展2020
HP:https://suginami-kenchiku.net/


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